油溶性ビタミンC誘導体が大人のニキビに効く理由

ビタミンCは、表皮の角栓をゆるめ、過剰な皮脂の分泌をおさえて、大人のニキビのモトをなくしたり、活性酸素を除去して炎症をおさえる効果があり、ニキビケアに必須の成分だといえます。

さらに、ビタミンCが、皮膚の奥、つまり真皮に到達すると、

  • コラーゲン・エラスチンの生成促進
  • 活性酸素の除去
  • メラノサイトのコントロール

といった作用があります。

大人の肌は、ターンオーバーが乱れがちです。

そのせいで、古く硬くなった角質細胞ははがれおちることなく肌にいすわり続け、毛穴をふさいで大人のニキビの原因となってしまいます。

ビタミンCが真皮で作用すると、肌のターンオーバーが正常に近づいて、表皮のニキビが改善するのです!

皮膚細胞は、基底層(表皮の一番奥の層)でうまれるのですが、細胞の生成には真皮から染み出る栄養分がつかわれます。

ビタミンCの作用で真皮を構成するコラーゲンがどんどん生成されると、真皮は健康で活力のある状態になり、ターンオーバーをおこなう表皮へ栄養分を充分提供することができるようになります。真皮までとどけることができれば、ビタミンCは肌の内側からもニキビを改善するのです!

初期のビタミンCローションは、「水溶性のビタミンC誘導体」が配合された化粧水でした。
表皮の角栓やコメド、余分な皮脂の分泌などに対する作用は充分得られますが、イオン導入をしないかぎり、真皮まで浸透して作用することはありません

雑菌やウィルス、その他の汚染物質などが皮膚をとおして体内にとりこまれないようにするという重要なはたらきをする肌のバリア機能の一部である「皮脂膜」が水溶性のビタミンCをはじいて、浸透をさえぎるからです。

この「バリア」をとおりぬけることができるビタミンCが、皮脂膜の原料と同じ「油」の「油溶性ビタミンC」です。

油溶性ビタミンCは、皮脂膜になじんでバリアをとおりぬけ、表皮からすこーしづつ肌のおくまで浸透し、じっくり1~2日をかけながら真皮まで到達します!

そして、皮膚細胞の細胞膜もとおりぬけて、皮膚細胞のひとつひとつを活性化するのです!!!

油溶性ビタミンCの特徴

油溶性ビタミンCは、水溶性ビタミンC誘導体にない特徴があります。

  • 肌にぬるだけで真皮まで浸透する
  • 内側から肌の基礎体力をアップさせ、ターンオーバーのサイクルを正常化する
  • 新たなバリアを形成する
  • 刺激がすくない
  • 乾燥しない

つまり、油溶性ビタミンCは、肌にぬると真皮まで浸透して、内側から肌の基礎体力をアップさせ、ターンオーバーのサイクルを正常化し、大人のニキビを改善すると同時に、あらたなバリアを形成してニキビができにくい肌にしてくれるのです!

皮脂の分泌が少なく乾燥しやすい肌やバリア機能がおちている敏感肌など、大人のニキビ肌がよくおちいる症状に「油溶性ビタミンC」は、かなり有効です!!!

油溶性ビタミンCの種類

油溶性ビタミンCは、不安定なビタミンCを安定させるために結合する成分によって、いくつか種類があります。

さらに、油溶性ビタミンCは、原液よりも美容クリームやオイルに配合されていることの方がおおいので、同じ種類の油溶性ビタミンC誘導体でも、それぞれのアイテムにふくまれるその他の成分や調合の仕様によって、その使用感はそれぞれ大きくかわってきます。

アイテムを選ぶときは、たとえばこんなチェックポイントがあります。

  • 好きな使用感(ペットリ/サラサラ/モチモチ)
  • 油溶性ビタミンCの配合率(公表していれば)
  • 相乗効果があるなどの油溶性ビタミンC以外の配合成分

シーズーは、柑橘系のいい香りで、効果、使用感、価格など、文句なしの優秀美容液です!
独自開発した脂溶性ビタミンC誘導体「アスコルビン酸メチルシラノール」を13%配合しています。
アロマがすきな女性や、ストレスが多い人、いい香りでリラックスしたい人にオススメです。

一方、セラのC2エッセンスは、敏感肌などのキーをにぎるセラミドを5%配合。バリア機能でさらに炎症などをおこすことを防ぎながら、油溶性ビタミンC誘導体でニキビができにくい肌にみちびきます。
固めのクリームのように、わりと分厚くべっとりくるので、マッサージしながら、しっかり塗りこんでつかいます。
バッリバリに乾燥する人や敏感肌でバリア機能がおちている人にオススメです。

そして、今、おとニキがイチオシなのがティンタウニータのトリートメントセラム。
油溶性ビタミンCだけでなく、EGFやプロテオグリカン、幹細胞エキス、ネロリオイルなど、代謝アップ成分がたっぷりはいっているせいか、変化をすぐに自覚できるほど、復活スピードがあがります。ニキビ跡が気になる人や、低刺激なので乾燥肌やアトピー併発の人にもオススメです。

わたしのニキビ予防ケアに、油溶性ビタミンCアイテムははずせないので、日々、コストパフォーマンスの高いアイテムを物色してたどりついたこのお気に入りアイテムたちを、自信満々で紹介します!

■テトライソパルミチン酸アスコルビル(VC-IP)
「VC-IP」ともよばれる「テトライソパルミチン酸アスコビル」は、高機能な油溶性ビタミンC誘導体コスメにかならず採用される定番です。安定性と吸収のよさから、もっとも効率のよい「ビタミンC誘導体」といわれています。
コラーゲン合成促進・過酸化脂質抑制作用、SOD様用活性、紫外線による細胞のダメージを軽減、細胞賦活・美白作用などがみとめられています。

意外と知らない大人のニキビが治る正しい洗顔方法

大人のニキビの直接的な原因である「いらない角質」をとるために、わたしは必死に高いお金をはらって、会社を早退してまでクリニックにかよって「ピーリング」していました。

たしかに、ニキビがびっしり密集した重度の『おとなのニキビ』の人は、医師がそれぞれの肌やニキビの症状にあわせて濃度や酸性度を調整したつよめの薬剤をつかう病院でのケミカルピーリング治療をうけるとてっとり早いようにかんじますが、軟弱なわたしの肌の場合は、ピーリングの後、肌が常にぴりぴりしたり、まっかになったり、のダウンタイムが2~3日あって、そのおかげで結局、よくなってるのかどうかわからない状態におちいっていました。

当時はピーリング石ケンで角質ケアできるってこと、知らなかったのです。

ニキビを治す正しい洗顔方法

まず、良質のピーリング石ケンをえらぶことが大事です。
「牛乳石鹸も高い洗顔石けんもどーせいっしょ」という人がいますが、それは機械練りの石ケンの間において成分的にどれもいっしょなだけ。
私はピーリング石ケンであろうとなかろうと、自分の顔をあらうときに、石ケン素地を練っただけの「機械練り石ケン」は絶対につかいません!牛乳石ケンと枠練石ケンとの差は雲泥なのです!!!

乾燥した角質が原因で毛穴がつまってニキビになるほど、ニキビ肌は乾燥によわいことを自覚して、とりあえず、泡立ちがよく、保湿力のある枠練のピーリング石ケンをえらぶことをおススメします!

■通常の正しい洗顔

良質の石ケンをゲットしたら、「正しく」洗顔しましょう!

  1. 顔をぬるま湯で充分ぬらします。
  2. 石鹸をしっかりしっかり泡立てます。
  3. アゴやオデコなど角質が気になるところからくるくるマッサージしながら洗います。
    このとき、指に力をいれすぎないで、泡の感触だけで洗ってください。
    目元やくちびるは、時間をかけすぎないでください。
  4. ぬるっとしたところがなくなるまでよくすすぎます。

■放置作戦 ★とくにしつこいコメドにオススメ!

ニキビのできやすい箇所は、洗顔中に泡を2~3分放置するだけで、同じ石ケンなのにふるい角質をとる「ピーリング効果」をアップさせることができます!

現在にきびがあってなるべく早くなおしたい方は1日1回の放置作戦がオススメです。
この放置作戦1~2回で肌の表面はかなりつるっとした感触が実感でるはずですが、まずは通常の洗顔で刺激を感じなくなってきてからの方が安心です。

  1. 顔をぬるま湯で充分ぬらします。
  2. 石鹸をしっかりしっかり泡立てます。
    きめ細かい泡になるまで泡立てないと、放置中にたれてどこかへいってしまいます
  3. アゴやオデコなど角質が気になるところにに泡をおいて、マッサージします。
  4. そのまま2~3分放置します。
    痛みや異常を感じたら、すぐ洗い流しましょう
    目の周りやくちびるなど、敏感な場所はさけめしょう
  5. ぬるっとしたところがなくなるまでよくすすぎます。

■ボディ

ピーリング石ケンは、バスタイムにお風呂場にもちこんでボディにつかうのもOKです。
角質がたまりやすいかかとやひじやひざ、胸や背中がざらついてきたときは、さっきの放置作戦でボディもツルツルをキープできますよ!

ニキビが治る正しい洗顔方法、まとめ

「ケミカルピーリング」でいったんニキビがよくなったたあと、肌がケミカルピーリングの負担にたえられなくなって、最初のレベルまでいっきにニキビがぶりかえしてしまった私の場合、毎日の洗顔ですこしづつ余分な角質をとるこの「ピーリング石ケン」のおかげでニキビを最終的に撲滅できたとおもいます。

ケミカルピーリングと比較して、肌への負担も軽く、トラブルもすくないです。
なにより、時間的、費用的な負担がかるいので、撲滅後もずっとつづけられるというのがいちばんのオススメの理由です!

病院で定期的にピーリング治療をされている方も、ホームケアとして毎日角質のケアをしているほうが、病院でのピーリングの効率もよくなるそうなので、ニキビの症状の度合いによらず、大人のニキビをなおしてしまいたい人は、まずためしてみる価値はあるとおもいます! お金も全然かからないしね♪

おススメピーリング石ケン

 アイナソープ400 (税抜2800円/100g)
2005年からピーリング石鹸の定番アイナソープ400は、泡の肌への密着度がアップました!
無色無臭で刺激もすくないのに、毎日の洗顔で角質除去はしっかりしてくれます。

 

  サンソリット スキンピールバー ティートゥリー (2700円/135g)
病院で売られているAHA配合ピーリング石ケンといえばサンソリットです。
AHAが1%配合のレギュラーと0.6%配合のマイルドの二種類あるので、男性やオイリー肌ならレギュラー、乾燥肌ならマイルド、のようにセレクトできます!

 

ティンタウニータ アロマティックソープ (税抜1600円/100g)
TINTAUNITAアロマティックソープ アイナソープ、サンソリットと比べると、いちばん「ピーリングソープ」らしくないのがティンタウニータのソープ。アロマの香りでうっとりできたり、セラミド、ハチミツなど保湿成分のおかげでしっとり洗いあがったり、メディカルなピーリングソープにげんなりした人には特におすすめ。
炭が毛穴のつまりと黒ずみを吸着するという毛穴ケア、ティーツリーオイルの殺菌力が炎症ニキビをふせぐというニキビにプラスアルファな機能まんさい♪溶けにくくてなかなか減らないので個人的にイチオシです☆
アイナソープ100 (税抜2500円/100g)
アイナソープ100は、はじめてグリコール酸に挑戦する人や肌のよわい人でも安心のマイルドな効き目です。
400同様、泡がこまかくて、無色無臭で刺激もすくなく、角質がたまりにくくなった肌にもちょうどいい。

最新ニキビに効く薬「ベピオゲル (過酸化ベンゾイル)」はプロアクティブの成分?

2008年のディフェリン(アダパレン)解禁から7年!2015年に日本デビューしたニキビの薬、「ベピオゲル」

ひさしぶりの新ヒーローの登場に日本人はうかれたくなるのですが、ベピオゲルのメインの有効成分「過酸化ベンゾイル」は、アメリカではかなり前からニキビ治療薬の「スタンダード」で、医師の処方箋もいらないほどベーシックな成分。

ニキビケア化粧品の定番ブランド「プロアクティブ」のアメリカ版コスメには、この「過酸化ベンゾイル」が配合されているとのこと。そりゃ効くわ。(*注意1)

そんな、「アメリカではけっこうふつー」の「過酸化ベンゾイル」ですが、安全第一の日本では「キケン」と判断されてなかなか認可されなかったのです。

そして、2015年4月、とうとう日本でも「保険適用のニキビに効く薬」としてやっと認可されたのです!やった~♪

ニキビへのアプローチとしては「ディフェリン」とにているのですが、ディフェリンがきかなかったサポーターから「これは効いた!」との報告もさっそくありました。

[*注意1] 認可されたといっても日本では処方箋が必要な「薬」なので、日本版プロアクティブに過酸化ベンゾイルはつかわれていません。

ベピオゲルの正しい使い方

ディフェリンが透明なジェルなのに対して、ベピオゲルは乳白色のジェル
でもディフェリン同様、匂いがなく、さらっとしているので使いやすいと思います。

皮膚科の先生に指導された使い方は、ディフェリンとときとちょっと違っていました。

  • 1日1~2回
  • スキンケア前の肌につかうか、スキンケアが終わった後の肌に使うかは、スキンケアの種類によってなのか、刺激がすくないと感じる方でニキビができている患部以外の「ニキビができやすい部分」にもぬっていい
  • 使い始めの時期は、赤くなったりぴりぴりする反応がでるかもしれないけど、気にせず使い続けてみること
  • でもそれがどうしても嫌だなってときは、使用を中止すること

ベピオを使うにあたって、意外とめんどうな注意点としては「25℃以下で保存しなければならない」ということ。

夏場はもちろん、冬でも暖房がよくきいたあたたかい室内は25度をこえることが多いので、ゲットしたベピオは「冷蔵庫に保存」することになります。

冷蔵庫はスキンケアする場所、化粧品を保管している場所とはなれていることが多いので、おふろから上がって「今ぬりたい!」ときにベピオが手元になくて、そのままぬるのを忘れてしまったり・・・。

でも、ディフェリンが体質にあわなくて使えない人には、ベピオにはそのめんどくささをのりこえる価値があるとおもいます!

ベピオゲルについての個人的見解

ベピオゲルの認可をきいたとき、緊急的なニキビの危機をディフェリンゲルにたすけられてきたわたしにとって、「わざわざベピオにきりかえなくてもなぁ~」というのがホンネでした。 ベピオのニキビへの効き方は、部分ピーリングをして、毛穴を風通しをよくする、というディフェリンと同じアプローチなのです。

ただ、ベピオにはそれにプラスしてディフェリンにはないアピールポイント「炎症をおさえる」という効果があります。
とりあえず、ディフェリンが「合わない」せいで、つかえなかった人はまず一番にトライしてみる価値がある層だと思います!

そういう私は、ディフェリンが炎症ニキビにも効くので、ベピオだけに「炎症をおさえる」効果があるかどうか、いまだにピンとこないまま、なんとなくどちらも同じ愛情をもってつかっているのですが、 残念ながら、ベピオについては、こまかいデメリットを2つみつけてしまいました。

  1. 冷蔵庫保存がやっぱりめんどくさい
  2. 乾くと白くなる

ニキビケアは毎日のこと。ちいさいことのはずなのに、「めんどくさい」はじんわりきいてきます

ディフェリンゲルは、「あ!ニキビがきそう!!!」っていうときに、その場でささっとぬると、大事をふせげるような気がしているので、ポーチに携帯しています。常温で保管できて、透明のディフェリンゲルの性質は、そのニーズにがっちりマッチ。いつでもつかえるのがめんどくさがりやの私にはよかったのです。

一方、洗面台から徒歩5mの冷蔵庫の中にあることがわかっていても、ベピオがディフェリンほどの気楽さになることは、めんどくさがりの私にはなかなかありませんでした。
そして、もうひとつのベピオの欠点「かわくと白くなる」ことも、じわじわ効いてきます。ベピオはちょんっした場所が白い点になるので、ベピオをつけた顔は白いぽつぽつで赤い炎症ニキビよりも目立つ結果に(悲)。 外出先でもささっとぬれるディフェリンとくらべて、家に帰ってから、メイクをおとして、顔をあらって、さて、というタイミングでしかベピオをつけたくならないので、結局、ひとつのニキビがなおるのに時間がかかってしまいました

病院では、一回のニキビの診察で、薬は1種類しか処方してくれないので、ベピオもディフェリンも同じ効果がある私は、便利なディフェリンをまず希望しています。でも、ベピオの「炎症をおさえる」効果はやっぱり魅力的で、ベピオもすっぱりはきれず、後日ベピオも処方してもらいにいったりして、結局はどちらもつかってます。

ずばり、ベピオとディフェリンで効果に大きな差はありません!まずはどちらもためしてみて、あなたのニキビに効果がある方、肌に合う方をえらぼう!とみきわめてみて、その結果、同じ効果だな~とかんじたら、使いやすい方をえらぶとよいと思います!

日本最初のニキビに効くぬり薬:ディフェリンゲル(アダパレン)

2008年11月に認可されたニキビ治療の薬「ディフェリン」は、「日本で最初のニキビに効く薬」といってもいいとおもいます。

だって、ディフェリンの登場までに処方されてた薬といえば、抗生物質の飲み薬とダラシンなんかの抗菌剤。ニキビの原因にびしっとアプローチするんじゃなく、遠まわりして「もしかしたら効くかも?」のレベルなのに、それが「ニキビ治療薬」の長年の常識だったのです。

抗生物質をつかった治療は、「アクネ菌や雑菌をやっつけて、ニキビが炎症をおこしたり悪化したりするのを防ぐ」ことをねらってのこと。

たしかに、アクネ菌が減れば、炎症の原因になる活性酸素の発生源が減るので、結果的にニキビのモトが炎症をおこしにくくなる、というのはありえますが、そもそも、雑菌なんてニキビがないところにもたくさんいるわけで、そこに焦点をしぼってしまうことに、遠まわり感がいなめません。

さて、そんな気になるディフェリンの効き目は、ひとことで言うと

「効く人にはかなり効く。合わない人にはまったく合わない」

元祖「大人のニキビをなおしてしまおう!」には、おとニキにとどいたサポーターのディフェリンレポートがけっこう蓄積していますが、これをみてもわかるように、やっぱり「効く人にはかなり効く。合わない人にはまったく合わない」みたいで、 ひりひりして使うのをやめたサポーターもいれば、ディフェリンで大人のニキビをなおしてしまったサポーターも!

ニキビをなおしたい人には無視できない存在です。じっくりみていきましょう♪

ディフェリンゲルの『大人のニキビ』への効き方

ディフェリンゲルは、「アダパレン」という成分によって、毛穴をふさいでいるぶ厚い角質層を薄くして、ニキビの元ができないように、また、できてしまったニキビの元を毛穴から出してしまってニキビをなおそう、という薬です。

これまでのニキビ治療薬とぜんぜん違うのは、「STEP1:ニキビのモト対策」のコンセプトだから。

抗生物質もまったく効かないわけではないのですが、残念ながら、効く人よりもたくさんのおとニキサポーターには、効いてるのか効いていないのかいまいち分かりにくい、という感想が大多数。

一方、ディフェリンは「STEP1:ニキビのモト対策」なので、「効く層」が抗生物質よりもひろくなるはず。そんな治療薬、まってました!

ディフェリンゲルのオトニキ式、正しい使い方

ディフェリンゲルは、無色透明のさらっとしたゲルで、匂いもなんにもないのでだれにでも使いやすいと思います。
皮膚科の先生に指導された使い方はこんな感じでした。

  • 1日1回だけぬること
  • 化粧水から乳液、クリームまでのスキンケアが終わった後の肌に使うこと
  • 患部にだけぬること
  • 使い始めの時期は、赤くなったりぴりぴりする反応がでるかもしれないけど、気にせず使い続けてみること
  • でもそれがどうしても嫌だなってときは、使用を中止すること

でも、このベーシックな使い方だと、敏感肌、軟弱肌の場合は失敗する可能性たかし。

肌の強さに自信がない人は、これから紹介するディフェリンゲルの【安心】な使い方をぜひ、マスターしてください!

ディフェリンでニキビをなおしてしまったサポーターの情報をもとに、わたしも試行錯誤してみて、とうとうみつけたディフェリンゲルの【安心】な使い方とは・・・

ニキビの患部だけにちょんっ

わたしの通っている皮膚科の先生によると、ディフェリンは、ニキビができていなくても「ニキビができやすいところ一帯」に塗ってもいいということだったのですが、わたしの軟弱肌の場合、この方法だとニキビ以外の場所の肌にはつらい仕打ちだったようで、結局ディフェリンを断念する結果になってしまいました。

「患部だけにちょんっ」でディフェリンをつかうと、ニキビは治るわ、周りの皮膚には負担がかからないわ、いいことだらけ!

敏感肌すぎてピーリング系のケアがNGの人も、ディフェリンなら患部だけピーリングできるので、とっても画期的だとおもいます♪めんどくさがらないで、いっこいっこのニキビに「ちょんっ」が絶対におススメ

ディフェリンゲルの副作用

のっけからびびらすようですが、ディフェリンには副作用があります!

  • 乾燥
  • ひりひり感
  • 皮がめくれる
  • 赤くなる
  • かゆくなる

・・・・なんかきいたことがある作用と注意。

そう、ピーリング!

せっかく病院にかよって薬を処方してもらったのになんの反応もないのもさみしいですが、「赤くなる」「刺激になる」「効き目が強い」なんていわれると、やっぱりちょっと怖いですよね~?

でも、いっこいっこのニキビに「ちょんっ」作戦でいくなら、副作用のリスクはおおきくさがります!
元祖「大人のニキビをなおしてしまおう!」には、私のディフェリン失敗例、成功例はもちろん、おとニキにレポートしてくれたサポーター6人の体験談を掲載しているので、ぜひ、参考にしてみてください♪

ディフェリンゲルへの個人的見解

おとニキ管理人の見解としては、ディフェリン、意外とつかえるぞと思いました。
ディフェリンはジェル状の薬なので、ほんとにニキビの患部だけにちょんっと塗ることができるのもいいなぁって思いました。
わたしの場合は「炎症ニキビにも効いた」ので、それにもおどろきでした。

ディフェリン使用1週間で劇的改善レポートしてくれた過剰な皮脂に悩む凛さんのように、とくにオイリー気味の人、若い人など、皮脂分泌がたっぷりある人ほど副作用がすくなくて、効果もでやすいみたいです。

でも、ニキビの患部だけにちょんっする【安心な使い方】だと、その全く間逆の肌質の人、たとえば私みたいな軟弱肌でも、上手に使いこなして、ドでかい炎症ニキビを1週間で更地にもどすことができました☆
なので、いっぺんは信頼できる医師へ相談してみる価値ありそうです!

強い酸のケミカルピーリングやレーザー治療のように、「広い範囲をいっきにバリッ」とやるわけではないので、副作用についてもそんなにこわがることもないと思います。
おとニキケアは4週間様子をみるのですが、化粧品ではなくて薬なので、多少の副作用があった場合も、医師と相談しながらとりあえず2週間はつかってみてもいいかも。

ニキビがよくならない上に、乾燥したりひりひりするようなら、

  • ニキビの原因が角質層のぶあつさにない
  • ディフェリンの成分が肌に合っていない

と判断してもいいと思います。

角質層が厚くない場合、そのままディフェリンで角質ケアを続けると、もともとうすくなかった角質層がどんどんうすくなって炎症をおこしやすくなることも。
ヘンに固執するよりも、あっさりあきらめてビタミンCケアに重点をうつしましょう!

同時に、病院で推奨されることもある「ニキビができやすい箇所全体へのケア」に、ディフェリンは全くおすすめできません。

ディフェリンは、できてしまったニキビをなおす効果はバツグンですが、これからできるニキビを予防するためにニキビがまだできていない場所にぬるには、薬としての効果が大きすぎて、残念ながら「つかえない」と思います。

「ニキビができやすい地帯」全体の肌をニキビができにくい状態にもっていくには、やっぱり大事な角質まで「ばりっ」とはがすことなく、ニキビを予防する「ピーリング石ケン」が効果的だと感じます。

つまり、毎日のピーリング洗顔ですこ~しずつ、毛穴がつまりにくい肌にグレードアップしながら、ニキビの部分はピンポイントにディフェリン、がオトニキ式のディフェリン活用方法です!

妊婦さんへ、授乳中のママさんへ注意

ディフェリンの大切な注意点は、「妊娠中、授乳中は使えないこと」。
おとニキサポーターは妊婦さんが意外と多いのです。
「妊娠して肌質が変わった、ニキビができるようになった」(妊娠中だけニキビができなかった、という逆の例もあるんですけど)「ただ今、産休中、ニキビを治したい」とかそんなメールをくれるサポーターにはディフェリンはすすめられません。

同じく、「いらない角質をとってニキビをなおす」ベピオゲル(アダパレン)も、くすりなので妊婦さんへの使用NG。

でも、大丈夫。
薬がつかえなくても、ぶあつい角質層をうすくする方法はいくらでもあります♪
大人のニキビはかならずなおります!

大人のニキビに効く薬

大人のニキビの治療で病院にいくと、飲み薬、塗り薬、漢方、など、いろんな「薬」にであうことになるとおもいます。

わたしの経験上、漢方もふくめて、飲み薬へのたかすぎる期待はもたないことをおススメします。
漢方なら、体への負担はほぼないので、「効けばラッキー♪」ぐらいのかんじで、抗生物質の飲み薬は、正直、まったくおすすめしません。

でも、大人のニキビとたたかうとき、皮膚科でもらえる「ぬり薬」を常備しておくことは、個人的に超おススメです。

できてしまったにきびの患部に直接塗るぬり薬

ニキビのぬり薬は市販のものもありますが、ずばり、大人のニキビにはまず効きません!
「薬」はスキンケアとはちがって多少の副作用はあるもの、 使い方をまちがえると逆に状態が悪くなることもある!ということもふまえて、化膿しているニキビや炎症をおこしている場合は、ちょっと慎重にいくなり、なにかあるたびに、診察をうけるなり、病院はやっぱり便利です。

でも、今の時点で、大人のニキビに効くぬり薬といえば、「ディフェリン(アダパレン)」と「ベピオゲル(過酸化ベンゾイル)」のみ!どちらかが効くことをいのってためしてみるしかありません。

元祖「大人のニキビをなおしてしまおう」にディフェリンゲルの体験談はたくさんとどいています。
薬の使い方のコツをつかむことも、「ニキビに効く」につながります。

※残念ながら、大人のニキビの知識がない病院もまだあるみたいです。炎症をおこした大人のニキビに「ステロイド」を処方する病院にあたったら、さっと別の病院にかえるのがよいと思います。

大人のニキビのためにすること

大人のニキビをなおすために、するべきことは、大きく「2ステップ」。

■STEP1 ニキビのもとをなくそう!
■STEP2 炎症をおこさせない!

この2ステップを意識しながら、同時進行でケアをするのがオススメです!

「step1:ニキビのもとをなくす」ためには、さらに「皮脂分泌のコントロール」「皮脂の出口の確保」「新陳代謝のアップ」という3つのステップがあります。

思春期肌のように皮脂が過剰な人は皮脂の分泌をコントロールすることが一番大切だし、乾燥肌の人は、角質をふんわりやわらかく保つために人一倍保湿にパワーをそそぎながらがなければいけません。
肌色がくすんでゴワゴワしてしまうなら、新陳代謝をアップさせるケアをとりいれるとよいとおもいます。

目的は同じ「ニキビのもとをなくす」ことです。 基本をおさえながら、自分の肌に合うものは?必要としているものはなんだろう?とかんがえてみよう!

ニキビのもとをなくすための3ステップ

それから、ニキビのもとという「爆弾」をなくすのと同じぐらい、大人のニキビをなおすためのケアに大切なのは「炎症をおこさせない!」ことです。

炎症とは、爆弾に火がついた状態です。
爆発すると、皮膚細胞はおおきなダメージをうけてしまいます。
ダメージをうけた肌は、もとの状態にもどそうと皮膚の修復しているうちに、肌の体力はどんどんうばわれて、しかもきあがった肌はかたくて、粗末だったりします...
正常にターンオーバーできるほど回復するまでには、最低でも1ヶ月かかります。

もともと大変な大人の肌に、なるべく負担をかけないために、炎症をおこさないようにするのはとても大切です。
とにかく爆弾に火をつけないように、ついてしまった火は爆発する前になんとか消し止めるようにすることで、ニキビのダメージを最小限におさえることができるのです!

おまけ

治療をうけながら、すなおにアドバイスに従い、それでも『おとなのニキビ』がなおらなかった人の場合、その『おとなのニキビ』は、多分もう生活習慣の問題ではないと思います。

わたしは『おとなのニキビ』に悩むうちに、潔癖症になってしまい、それもまたストレスをふやすことにつながったと思います。

「外側から」ピーリング石鹸で角質をケアして皮脂の出口をちゃんと確保しておいて、 真皮に作用する次世代ビタミンC誘導体や油溶性ビタミンC誘導体などで、ターンオーバーを正常に機能させておきさえすれば、毛穴がつまることもなく、どんなに過剰に皮脂が分泌されても、ニキビになりようがない、とかんがえて、小さなことにはこだわらない!『おとなのニキビ』をなおすのにたいせつなのは、なおると信じてのんびり構えるこころの大きさです。

このサイトのポリシーにそった『おとなのニキビ』をなおすための方法は、1日2日で大きな結果がでるものはありません。でも1ヶ月、半年、1年というスパンでみると、「そういえば、ニキビができにくくなったな」とか「ニキビのできる範囲がせばまってきたな」という効果は必ずでてきます。

ただし、これの効果をえるには、一定期間、「継続」させなければならない、という条件があります。ですから、「ムリなく、続けられる」ことがとても大切なのです!

自分のペースで、すこしづつ、『おとなのニキビ』のできない肌に改善していきましょう!

ニキビのモトをなくそう!

ニキビの「モト」の材料は、ずばり!皮脂。
肌の奥でかたまったり、酸化して毛穴につまった皮脂がニキビの「モト」になるのです。

単純に考えれば、ただ皮脂をとりのぞいたり、おさえたりするだけで、ニキビの「モト」はなくなってしまうはずですが、大人のニキビの場合、皮脂だけに目をむけてケアすると、逆効果になることもあります。

次の3つのステップで皮脂のバランスをととのえることが、ぶり返さずにニキビのモトをなくしてしまう方法なのです!

皮脂分泌のコントロール
大人になってもTゾーンにたくさんニキビができる人、肌の水分不足のせいで過剰に皮脂がでてしまう人は、
まず、皮脂の量をコントロールしよう!
皮脂を排出する出口をつくる
皮脂の分泌がすくないはずのUゾーンにできるニキビは、乾燥してカチカチの角質か古いゴワゴワした角質が
皮脂の出口をふさいでいます。ニキビになる前に、皮脂がスムーズにでていける出口をつくろう!
肌の代謝をアップする
肌の新陳代謝をアップして、肌の奥にたまったモトをおしだそう!

大人のニキビの基礎定義

大人のニキビの基礎知識

いろいろな定義があるとおもいますが、このサイトでは以下のようなものを『おとなのニキビ』としています。

  1. 20歳以上のある時期から急にできたニキビ
  2. ほおやアゴなどUゾーンに多くできるニキビ

大人のニキビの根本的な原因

病院や化粧品をえらぶとき、医師や美容部員に『おとなのニキビ』について相談すると、まず『おとなのニキビ』の根本的な原因をお話をしてくれることが多くないですか?
たとえば、こんなものです。

  • 生理前のホルモンのバランス
  • ストレス
  • 睡眠不足
  • 油もの、甘いものが多い食生活
  • 便秘
  • メイク・汚れ
  • 髪の毛などの刺激
  • 顔を髪や手でふれることによっての雑菌
  • 乾燥
  • 紫外線

たしかにどれも『おとなのニキビ』をひきおこす要因になりうることばかりですが、複数の要因がからんでいることもあるし、同じひとでも体質は季節などによって日々かわるし、そのうちどれが『おとなのニキビ』の原因になっているのかつきとめるのは自分でも医師でも、まさに困難です。
それに「コレだ!」とわかったところで、もしその原因が「ストレス」だったりしたら、仕事や家事・育児などを続けながら「ストレス」をとりのぞくのはとてもむずかしいことだと思います。
規則正しい生活や食事にどんなに気をつけても『大人のにきび』がなおらない、リラックスや清潔を心がけても特に変化がない…という人も多いのではないでしょうか?
そして、それをつきとめることは多分、『大人のにきび』を治すのにそれほど大事ではないと思います。

どんなに「根本的な原因」がぼんやりしていても、「直接的な原因」によって『大人のにきび』ができていることはハッキリしているのですから、それにターゲットをしぼって、なおす方が近道です。

大人のニキビの直接的な原因

『おとなのニキビ』の根本的な原因は、まさに人それぞれです。同じひとでも体質や仕事、生活、環境など、日々かわる要因のなかから、なにか特定の原因をみつけるのは困難ですが、直接的な原因はほとんどの場合、ずばり「いらない角質がたまっているから」です。

何らかの根本的な原因のせいで肌のターンオーバーがうまくいかなくなり、表面に古い角質がたまり角質層が厚くなっているところに、皮脂の分泌が活発になると、余分な脂肪を毛穴から出そうとして、皮脂が毛穴につまってしまいます。

そこでわたしはこの2点に焦点をしぼることにしました。

「いらない角質をいかに取り去るか」
「いらない角質がない状態をいかに保つか」

根本的な原因をさぐることをやめ、この2点にターゲットをしぼって、化粧品をえらんだり、病院で治療を続けることによって、わたしのおとなのニキビはみるみる改善し、1年でほぼ完治しました。